高タンパクなのに脂質とカロリーが控えめで、運動量が少ない室内飼いの猫向けの成分バランスと言えるキャットフード「アーガイルディッシュ」。
今回はそんなアーガイルディッシュを愛猫に与えている方々の口コミ・評判を102件調査し、悪い口コミと良い口コミに分けて整理してみました!
また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
目次
アーガイルディッシュ(猫用)の悪い口コミ・評判
アーガイルディッシュ(猫用)の悪い口コミ・評判は「何日か与えてみたけどあまり食べない」、「消化不良を起こしてしまった」、「市販の国産フードに比べると高い」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、アーガイルディッシュには食いつきをよくするための香料や調味料が使われていないことや、原材料の内容が関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食べない・食べなくなった(22件)
- 軟便・下痢気味になった(4件)
- 値段が高い(4件)
- 吐く回数が増えた(1件)
という結果になっています。
食べない・食べなくなった
メモ的にごはんの話
アーガイルディッシュはやっぱり美味しくないみたいで全然食べなかった
ナウフレッシュ中心に、ワイルドキャットとか色々あげてみて何が好きか探ってるけどカリカリ自体まだそんなに食いつかない
そんなもんなのか?
ウェットはアルモネイチャーかたまの伝説あげてます pic.twitter.com/zrNDIqANrQ— B A U M (@Baum__kun) October 1, 2020
アーガイルディッシュの悪い口コミ・評判で一番多かったのは「食べない」、「食べなくなった」といった食いつきの悪さを指摘するレビューでした。
一般的には人工の香料と調味料を使って風味が整えられたフードの方が食いつきがいい傾向にありますが、アーガイルディッシュは天然由来の原材料の香りで風味が整えられています。
そのため、人工の香料・調味料が使われているフードを食べ慣れている猫にとっては、アーガイルディッシュの香りにそれほど魅力を感じないのかもしれません。
また、アーガイルディッシュのキャットフードは「ワトルキャット」の1種類だけで、食の好みに合わせにくいのも原因の一つと考えられます。
軟便・下痢気味になった
そのほかには、「軟便・下痢気味になった」というレビューも確認できました。
軟便・下痢の原因として考えられるのは、餌の急な切り替えか食物アレルギーです。
まず、餌の急な切り替えは消化の負担になってしまうので、アーガイルディッシュに慣れるまで一時的に軟便・下痢をする可能性があります。
次の食物アレルギーに関してですが、アーガイルディッシュは食物アレルギーの原因になりにくいグルテンフリーのレシピを採用しているものの、猫によっては穀物全般にアレルギーがあったり、特定の肉原材料にアレルギーがあることがあります。
もし米や大麦が含まれたフードを食べている愛猫の消化不良が目立つようなら、グルテンフリーではなくグレインフリー(穀物不使用)フードへの切り替えをおすすめします。
値段が高い
まさにライオンです、15kgの重さは伊達じゃない……
カナダのペットキュリアン社はいいフード出してくれてますよね、ナウのフィッシュは飽きもせずボリボリ食べてくれてありがたいです。アーガイルディッシュ、値段が高いのが欠点ではありますが、かなり良いです、お勧めですよー!!— Cynosura(きのすら) (@Cyn0sura) September 29, 2017
調査した悪い口コミ・評判の中には、「アーガイルディッシュは値段が高い」といった内容のレビューもありました。
猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないグルテンフリーフードというだけあり、アーガイルディッシュの値段は100gあたり約240円と安くはありません。
いくら愛猫に品質のいいフードを与えたいからと言っても継続できなければ意味がないので、現実的に継続して購入できるかどうかまで考えてお試しするのが無難です。
吐く回数が増えた
アーガイルディッシュに切り替えて吐く回数が増えるのも、軟便・下痢気味になる理由と同じです。
食物アレルギーの原因は食べさせてみないことには判断しづらいので、グルテンフリーフードがダメなら今度はグレインフリーフードを試し、それでもダメなら今度は肉原材料の種類が限定されたフードを・・・といったように、地道にアレルギーの原因を特定するしかありません。
それと、餌の急な切り替えは消化不良の原因を特定しづらくなってしまうので、最低でも1週間から10日はかけてゆっくりと新しい餌に切り替えていくことをおすすめします。
▼総合評価をチェックする
キャットフード「アーガイルディッシュ」の総合評価
アーガイルディッシュ(猫用)の良い口コミ・評判
アーガイルディッシュ(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「安心して愛猫に食べさせられる」、「飼い主にも分かるくらいの変化があった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、アーガイルディッシュには良質な肉原材料が主原料として使われていることや、猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないことが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(24件)
- 原材料に安心感がある(20件)
- 便の形・固さが変わった(15件)
- 成分バランスがいい(5件)
- 毛並み・毛艶が変わった(4件)
- 吐く回数が減った(3件)
という結果になっています。
食いつきがいい
ケン様の新しいごはん。アーガイルディッシュとギャザー。まずは晩ごはんにアーガイルディッシュを。カンガルー肉はお初なのに躊躇せずバクバク食らいつくケン様\(^O^)/ pic.twitter.com/cixmMHlqBY
— らっく師匠@にゃんと道場 (@toki_sagase) October 17, 2017
アーガイルディッシュの良い口コミ・評判で一番多かったのは、食いつきのよさを評価するレビューでした。
ただ、食いつきの悪さを指摘するレビューが22件、食いつきのよさを評価するレビューが24件という比率を踏まえると、アーガイルディッシュは一般的なドライフードより嗜好性が低めという印象を受けます。
また、猫用フードのワトルキャットはカンガルー肉が主原料として使われた珍しいドライフードなので、好き嫌いがハッキリと分かれている可能性もありますね。
原材料に安心感がある
結局選んだのが、オーストラリア製のアーガイルディッシュというフード。カンガルーにラムにサワラなどメイン、トウモロコシなし、玄米やキヌアやチアシードなど良質の穀物少し入ってる、ほぼオーガニック、添加物なし保存料なし消費期限短い。800gで2300円というクラスに足を踏み入れたゾ…
— ねじ虫 (@nejimusi) August 28, 2015
次に多かった良い口コミ・評判は、「アーガイルディッシュは原材料に安心感がある」といった内容のレビューです。
一部のキャットフードにはガンやアレルギーの原因になる人工の酸化防止剤や着色料が使われていますが、アーガイルディッシュは安全性に配慮してそれらの人工添加物を使っていません。
人工の酸化防止剤は天然由来のものより効果が強力というメリットもあるものの、長期的に愛猫に与え続けて何の影響も出ないという保証もないことから、安全性を最優先で愛猫のフードを選びたいと考えている方からは敬遠されがちな傾向があります。
また、猫は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しているので、猫の立場になって考えれば着色料を使ってまで色味をつける意味はありません。
それに対して、猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないアーガイルディッシュは、人間目線ではなく猫目線で作られたプレミアムフードと捉えることができますね。
便の形・固さが変わった
のーちゃん、アーガイルディッシュを食べているのだけど、すごくいい○んち♪( ´θ`)ノ
生食中心のごはんの時よりもけっこう量は多い(*_*)けど、よく食べてるし、これねこのだけ取ろうかなあ。
ねこのフードなかなかこれっていうのがない。途中で食べなくなるからいろいろ変えてるけど— イヌノナル木 (@YamYamEwok) December 10, 2016
そのほかには、「アーガイルディッシュに切り替えてからいい便が出るようになった」といった内容のレビューも確認できました。
アーガイルディッシュは消化不良の原因になりにくい小麦グルテンフリーのドライフードなので、穀物が過剰に使われたフードから切り替えるだけで飼い主にも分かるくらい便の形や固さが変わる可能性はあります。
また、アーガイルディッシュには繊維質も適度に含まれているため、便秘気味の愛猫のスッキリに配慮したいという場合にも試してみる価値はあるでしょう。
成分バランスがいい
今回調査した口コミ・評判の中には、「アーガイルディッシュは成分バランスがいい」という内容のレビューもありました。
アーガイルディッシュはオーストラリア産のキャットフードですが、タンパク質を豊富に含みつつ脂質とカロリーは控えめと、完全室内飼いされていることが多くて運動量が少ない傾向にある日本の飼い猫向けの成分バランスになっています。
それだけでなく、マグネシウム含有量に合わせてカルシウムとリンの含有量もしっかりと調整されている点も見逃せません。
毛並み・毛艶が変わった
そのほかには「毛並み・毛艶が良くなったような気がする」というレビューも見つかりました。
この理由として考えられるのは、アーガイルディッシュには毛並み・毛艶に関わる成分であるオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸がしっかりと含まれていることです。
2つの脂肪酸の理想的なバランスは【オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸=5:1】となっているのに対して、ワトルキャットの2つの脂肪酸の比率は【5.6:1】と理想的なバランスに近くなっています。
吐く回数が減った
アーガイルディッシュに切り替えて吐く回数が減るのも、いい便が出るようになった理由と同じです。
穀物全般にアレルギーのない猫にとってはグレインフリーは必須ではありません。
そのため、食に敏感でお腹の弱い愛猫のフードの切り替えを検討している場合は、まずはアーガイルディッシュのようなグルテンフリーフードから試して様子を見てみるのもおすすめです。
アーガイルディッシュ(猫用)の口コミ・評判まとめ
アーガイルディッシュ(猫用)の悪い口コミ・評判は「何日か与えてみたけどあまり食べない」、「消化不良を起こしてしまった」、「市販の国産フードに比べると高い」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
その一方で、アーガイルディッシュ(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「安心して愛猫に食べさせられる」、「飼い主にも分かるくらいの変化があった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、アーガイルディッシュには良質な肉原材料が主原料として使われていることや、猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないことが関係していると考えられます。
- 食べない・食べなくなった
- 軟便・下痢気味になった
- 値段が高い
- 吐く回数が増えた
- 食いつきがいい
- 原材料に安心感がある
- 便の形・固さが変わった
- 成分バランスがいい
- 毛並み・毛艶が変わった
- 吐く回数が減った
アーガイルディッシュのお試しサンプルについて
アーガイルディッシュの公式サイトではお試しサンプルの無料配布や販売は行われていませんが、楽天市場では不定期で有料のお試しサンプルが販売されていることがあります。
1食分くらいの量だと物珍しさで何でも食べる猫もいますが、3~4食分くらいのお試しサンプルなら愛猫の好みの香り・味かどうかのざっくりとした判断はできるでしょう。
ただ、タイミングによってはお試しサンプルの取り扱いがないことや、開封してしばらく経った状態のフードを愛猫が食べてくれるかどうかの判断ができないのがネックです。
こういった理由もあり、できれば本商品を1袋購入して愛猫の食いつきと変化をじっくりと確認することをおすすめしています。
アーガイルディッシュ(猫用)の原材料の評価
原材料一覧 |
---|
カンガルー肉、ラム肉、オーストラリアンマッカレル(サワラ)、テイラー(アミキリ)、じゃがいも、玄米、キヌア、アマランサス、チアシード、りんご、パセリ、ひまわり種子、亜麻仁油、ブルーベリー抽出物、乾燥昆布粉、クリーバーズ、スィートフェンネル、カモミール、ユッカ、クロレラ、ビタミン&アミノ酸キレートミネラル |
ここからは、アーガイルディッシュ「ワトルキャット」の原材料を評価していきます!
グルテンフリーのドライキャットフード
アーガイルディッシュの原材料の大きな特徴と言えば、猫の食物アレルギーの原因になりやすい小麦グルテンが含まれていない、”グルテンフリーのドライキャットフード”ということでしょう。
また、第一原材料から第四原材料まで肉原材料が記載されていることを踏まえると、肉食動物の猫にとって重要な栄養素である動物性タンパク質の割合も多いと予想できます。
そして、ガンやアレルギーの原因になる人工添加物が使われていないことも安心できる要素です。
玄米が使われていることから穀物全般にアレルギーのある猫には対応できませんが、穀物アレルギーではない愛猫に安全性に配慮された良質なフードを与えたいと考えているなら有力候補の一つになるでしょう。
アーガイルディッシュ(猫用)の成分の評価
成分表 | |
---|---|
粗タンパク質 | 36%以上 |
粗脂肪 | 11%以上 |
粗繊維 | 5.0%以下 |
粗灰分 | 7%以下 |
水分 | 11%以下 |
カルシウム | 1.2%以上 |
リン | 1%以上 |
マグネシウム | 0.1%以下 |
ナトリウム | 0.3% |
タウリン | 0.3% |
リノール酸 | 2%以上 |
オメガ6脂肪酸 | 2.8%以上 |
オメガ3脂肪酸 | 0.5%以上 |
カロリー (100gあたり) |
348kcal |
原材料の次は、アーガイルディッシュ「ワトルキャット」の成分を評価していきます。
室内飼いの猫向けの成分バランス
アーガイルディッシュの「ワトルキャット」のタンパク質は36%、脂質は11%、100gあたりのカロリーは348kcalと、高タンパクなのに脂質とカロリーが控えめになっていいます。
こういった成分バランス上、完全室内飼いされていることが多くて運動量が控えめな日本の飼い猫の主食としてぴったりです。
また、カルシウム含有量は1.2%、リン含有量は1.0%、マグネシウム含有量は0.1%ということで、3つのミネラルバランスの比率は【カルシウム:リン:マグネシウム=1:0.8:0.08】と、理想的なミネラルバランス通りになっていることも見逃がせません。
それだけでなく、毛並み・毛艶に関わる成分であるオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の割合が理想的なバランスに近くなっていることも評価できます。
その一方で、運動量が多い活発な成猫や、食が細くてたくさんの量が食べられない成猫用フードとしてはあまりおすすめできません。
▼総合評価をチェックする
キャットフード「アーガイルディッシュ」の総合評価
通販(公式・楽天・Amazon)で価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
180g | – | 1,378円 | |
800g | – | 2,442円 | |
2kg | – | 4,752円 | |
4kg | – | 7,898円 | |
8kg | – | 14,575円 | |
16kg | – | 26,290円 |
アーガイルディッシュの公式サイトと楽天市場、Amazonで「ワトルキャット」の販売価格を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することができず、楽天とAmazonの最安値は同じという結果になりました!
アーガイルディッシュは取扱店が少ないプレミアムフードなので、アーガイルディッシュをお試しするなら販売状況を確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。
ネット通販ならわざわざ重い袋を持ち運ばなくて済みますし、送料無料となる販売店もありますからね。
キャットフード「アーガイルディッシュ」の総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 4/5点 |
成分 | 5/5点 |
安全性 | 5/5点 |
食いつき | 1/5点 |
コスパ | 3/5点 |
総合評価 | Bランク (S~Eの6段階評価) |
価格/内容量 | 1,378円/180g 2,442円/800g 4,752円/2kg 7,898円/4kg 14,575円/8kg 26,290円/16kg |
対応年齢 | 成猫~シニア猫用 |
原産国 | オーストラリア |
販売会社 | 有限会社サウスカレンツ |
当サイトのキャットフード「アーガイルディッシュ」の総合評価はBランクです。
「食べない・食べなくなった」という口コミ・評判が目立つことと、穀物不使用のグレインフリーフードではないことがデメリットと言えますが、猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないグルテンフリーフードということは評価できます。
また、高タンパクなのに脂質とカロリーが控えめで、完全室内飼いされていることが多い日本の飼い猫向けということも魅力です。
アーガイルディッシュは決して安価なフードとは言えないので、食にこだわりのあるグルメな愛猫を飼っている場合はいきなり大容量サイズを購入するのは避けて、まずは800gサイズで食いつきと状態を確認してから2kg以上のサイズを購入するのもいいですね。