仕事や家事が忙しくてドライフードを置き餌している方は多いかもしれませんが、愛猫にあわせてキャットフードの量を調整することが肥満防止に繋がるだけでなく、健康状態の把握にも役立ちます。

そこで活用していただきたいのが、キャットフードの量の目安をざっくりと把握できる計算方法です。

この記事では具体的な例を挙げながら計算方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1日のキャットフードの量を求める計算方法

キャットフードの量を求める計算方法はいくつかありますが、一番簡単なのは【1日の必要摂取カロリー÷キャットフードの1g(グラム)あたりのカロリー=1日のキャットフードの量】という計算式を使う方法です。

1日の必要摂取カロリーは「子猫/成猫/高齢猫」の3ステージで分け、子猫の必要摂取カロリーは体重1kgあたり約100~200kcal、成猫の必要摂取カロリーは体重1kgあたり約70~80kcal、高齢猫の必要摂取カロリーは約60kcalを目安にします。

1gあたりのカロリーに関しては、パッケージに記載されている100gあたりのカロリーを確認すれば簡単に求められますね!

 

例えば、100gあたり350kcalのキャットフードを体重3.0kgの成猫に与える場合・・・

  • 3.0(kg)×70~80(kcal)=210~240(kcal)
  • 350(kcal)÷100(g)=3.5(kcal)
  • 210~240(kcal)÷3.5(kcal)=60~68.6(g)

このように、1日あたりのキャットフードの量の目安は約60~69gということになります。

また、この計算結果に30を掛ければ1ヶ月分の給餌量の目安が分かるので、賞味期限内に使い切れる内容量の大袋を選ぶのにも役立ちますよ。

それと、今回紹介している計算式はドライフード(カリカリ)でもウェットフードでも使えます。

 

なお、たまにお米の計量カップを使って餌を量ろうとしている方がいますが、残念ながらお米の計量カップ(cc)では正確には量れません。

一番確実なのはペットフード用の計量カップ(g)を使うことですが、もしペットフード用の計量カップを用意できないなら計量器で一度きちんと量っておき、カップにマジックやシールで目印を付けておけば目安量を把握しやすいです。

子猫のキャットフードの量

体重 目安量
1.0kg 100~200÷x
1.5kg 150~300÷x
2.0kg 200~400÷x
2.5kg 250~500÷x
3.0kg 300~600÷x
3.5kg 350~700÷x
4.0kg 400~800÷x

すぐに計算できるように、体重別のキャットフードの量の早見表を作成してみました!
(※表のxの部分はキャットフードの1gあたりのカロリーです)

子猫の1日の必要カロリーは体重1kgあたり100~200kcalと成猫よりも多いですが、これは成長期でたくさんのエネルギーを必要としているためです。

そのため、ドライフードを食べさせ始める2ヶ月くらいの頃は200kcalを目安にし、3ヶ月・4ヶ月と成長するにつれて徐々にカロリーを調整していけるのが理想的です。

 

ただ、生後5ヶ月~6ヶ月くらいまでの間はそれほど餌の量に神経質になる必要はなく、欲しがるだけ食べさせてあげれば問題ありません。

半年を過ぎたあたりから徐々に摂取カロリーを抑えていき、1歳になるまでに成猫と同じ目安量にできるよう調整してください。

もし量を減らすのが難しい場合は、避妊・去勢したタイミングで低カロリーフードに切り替えるのもいいでしょう。

成猫のキャットフードの量

ショックを受ける猫

体重 目安量
3.0kg 210~240÷x
3.5kg 245~280÷x
4.0kg 280~320÷x
4.5kg 315~360÷x
5.0kg 350~400÷x
6.0kg 420~480÷x
7.0kg 490~560÷x

成猫のキャットフードの量は体重1kgあたり80kcalを目安に調整しますが、運動量が少ない室内飼いの成猫は消費カロリーが少ないので70kcalを目安にするといいでしょう。

それでも体重が増えていくなら40~60kcalくらいの範囲で調整した方がいいですし、理想体重よりも体重が減ってしまうようならカロリーが足らないということになります。

パッケージに書かれている給餌量もこの記事で紹介している計算方法もあくまで目安に過ぎないので、愛猫の体重を定期的に量って微調整するようにしてくださいね。

 

ちなみに、一般的には成猫の平均体重は3kg~5kgくらいと言われていますが、実際には品種や生活環境によって理想体重が変わってきます。

もし愛猫の理想体重が分からない場合には、一度かかりつけの獣医師に聞いてみましょう。

高齢猫のキャットフードの量

体重 目安量
3.0kg 180÷x
3.5kg 210÷x
4.0kg 240÷x
4.5kg 270÷x
5.0kg 300÷x
6.0kg 360÷x
7.0kg 420÷x

高齢猫は若い猫よりも必要カロリーが減るので、キャットフードの量は体重1kgあたり60kcalを目安にして調整してみてください。

一般的には7歳を過ぎると中高齢猫、11歳を過ぎると高齢猫に分類されるため、7歳頃からキャットフードの量や種類の見直しを検討するといいでしょう。

ただ、体が衰えるペースは猫によって違いますし、7歳を迎えたからといって必ずしもフードを切り替える必要はありません。

“以前よりも少食になった”、”睡眠時間が増えた”、”高いところに登れなくなった”といった体の衰えのサインはありますが、判断に迷った時にはかかりつけの獣医師に相談してみるのが一番確実です。