ネスレ日本が販売しているピュリナ最高峰ブランドの「プロプラン」。
今回はプロプランを実際に購入した方々の口コミ・評判を89件調査し、悪い口コミと良い口コミに分けてまとめてみました!
また、原材料と成分表をもとに総合的な評価もしているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
目次
プロプラン(猫用)の悪い口コミ・評判
プロプラン(猫用)の悪い口コミ・評判は「期待していたけどあまり食べない」、「消化不良を起こしてしまった」、「市販の国産フードと比べると価格が高い」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ピュリナワンには食いつきをよくするための人工添加物が使われていないことや、消化不良の原因になりやすい原材料が使われていることが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食べない・食べなくなった(9件)
- 軟便・下痢気味になった(3件)
- 価格が高い(2件)
- 吐く回数が増えた(2件)
という結果になっています。
食べない・食べなくなった
ピュリナシリーズの一番高いプロプランは食べないからピュリナワンでローテーションしてまする
— おた (@Otanpopo0) March 18, 2017
プロプランの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「食べない・食べなくなった」という食いつきの悪さを指摘するレビューでした。
食いつきがいいというレビューに比べれば件数は少ないですが、どんな猫でも絶対に食いつきがいいフードはありません。
こればかりは食べさせてみないと分からないので、まずは1袋お試しして様子見という形になります。
また、一般的には人工の香料や調味料を使ったフードの方が食いつきがいい傾向にあるので、愛猫がプロプランのような人工の香料と調味料が使われていないフードを食べ慣れていない場合、フードの切り替えに苦労するかもしれません。
軟便・下痢気味になった
やっぱりですか?^^;
普段のフードと、プレミアムフード?てかプロプランを足してみたんですが…高いフードが合わなかったのか茶色いのは、良いけど、形が微妙でちょっと水下痢気味?になってたんで…プロプラン多めに混ぜてたんですが、少なめにしてみます^^;— 日系ミナージュ★Bossy girl★JPミナージュ (@m1yuk10611) June 29, 2017
次に多かった悪い口コミ・評判は、「軟便・下痢気味になった」というレビューでした。
この原因として真っ先に考えられるのは、食物アレルギーや餌の急な切り替えです。
プロプランには猫の食物アレルギーの原因になりやすい穀物が使われているため、穀物全般にアレルギーのある猫がプロプランを食べると消化不良を起こして下痢をすることがあります。
また、フードの急な切り替えも消化の負担になってしまうので、プロプランに慣れるまで一時的に軟便・下痢気味になる可能性もありますよ。
価格が高い
あ。。。プロプランちゃうわ(;'∀')子猫時代はプロプランだったけど、高いから普通のピュリナにしたんだわw
— 123 (@tanulovekou) December 4, 2016
悪い口コミ・評判の中には、「プロプランは価格が高い」というレビューもありました。
プロプランはピュリナ最高峰ブランドというだけあって、100gあたりの価格は約200円と決して安くはありません。
いくら品質のいいフードを購入しても継続できなければ意味がないので、現実的に継続できる価格かどうかということまで考えて購入することをおすすめします。
吐く回数が増えた
吐く回数が増える理由として考えられるのも、軟便・下痢気味になる理由と同じです。
プロプランには穀物の他にもアレルギーの原因になりやすい大豆が使われていますし、猫によっては特定の肉原材料にアレルギーがある場合もあります。
アレルギーの原因は地道に特定していくしかないので、穀物が含まれたフードを食べて消化不良を起こすなら次は穀物不使用のグレインフリーフードを、それでもダメなら今度は肉原材料の種類が限定されたフードを試してみる・・・といった流れでフードを切り替えていくことになります。
▼総合評価をチェックする
ピュリナ プロプラン(猫用)の総合評価
プロプラン(猫用)の良い口コミ・評判
プロプラン(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「安心して愛猫に食べさせられる」、「飼い主にも分かるくらいの変化があった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、プロプランは天然由来の原材料そのものの香りで嗜好性が高められていることや、猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないことが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(47件)
- 原材料に安心感がある(7件)
- 成分バランスがいい(6件)
- 毛並み・毛艶が変わった(4件)
- 便の形・固さが変わった(3件)
- 吐く回数が減った(3件)
- お手頃な価格(3件)
という結果になっています。
食いつきがいい
先日から猫たちの餌をプロプランに変更。食いつき良し〜(๑•̀ㅂ•́)و✧
— Keiko.S🥑 (@haruhinalincha) January 15, 2020
今回調査した口コミ・評判のうちの半数以上を占めていたのが、「食いつきがいい」というレビューです。
食いつきの悪さを指摘するレビューとの比率を踏まえても、プロプランは嗜好性の高いドライフードと捉えていいでしょう。
プロプランの風味の種類は少ないですが、それにも関わらずこれだけ食いつきを評価する口コミが多いのは、天然の原材料そのものの香りで嗜好性が高められている証拠と言えますね!
原材料に安心感がある
次に多かった良い口コミ・評判は、「プロプランは原材料に安心感がある」といった内容のレビューでした。
一部のキャットフードにはガンやアレルギーの原因になる人工の酸化防止剤や着色料が使われていますが、プロプランは安全性に配慮してそれらの人工添加物は使っていません。
そもそもの問題として、猫は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しているので、猫の立場になった考えれば着色料を使ってまで色味をつける意味はないです。
猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないプロプランは、人間目線ではなく猫目線で作られたキャットフードと捉えることができますね。
成分バランスがいい
うちも先代はフリスキーでした。私もそらの時は色々調べた&試食して貰い、成分OKで一番よく食べたのがプロプランだったんで、出来たら継続したいんですよね~。ありがとうございます、今のところ落ち着いてます。あずきちゃんもずっと元気で居られますように?
— ぱぁり@関西鷲 生涯背番号10 (@soralove0909) June 5, 2016
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「プロプランは成分バランスがいい」というレビューです。
プロプランは、猫の年齢と体質に合わせた6種類の猫用ドライフードを取り揃えています。
例えば、室内飼い猫用は運動量が少ない猫向けに脂質とカロリーが控えめになっており、子猫用はたくさんの栄養が必要な育ち盛りの子猫に配慮して高カロリーになっています。
毛並み・毛艶が変わった
んで、以前、ロイカナのインドアの長毛種用も買ったことあったけど、その時はツルツルスベスベな毛並みになったんですが、今回のプロプランは子猫みたいなふわふわな毛並みになりました。(ただの冬毛の特徴で気のせいかも知れんが)
— 裕 (@you_yoshinaga) January 22, 2019
今回調査した口コミ・評判の中には、「プロプランに切り替えたら毛並み・毛艶が良くなった気がする」というレビューもありました。
この理由として考えられるのは、毛並み・毛艶に関わる成分であるオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の含有量とバランスです。
プロプランは理想的なバランスとは開きがあるものの、市販のフードはそれ以上にアンバランスな商品が多いため、プロプランに切り替えて飼い主にも実感できるくらい毛並みが変わる可能性はあります。
便の形・固さが変わった
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「プロプランに切り替えてからいい便が出るようになった」というレビューです。
プロプランには肉類が主原料として使われているため、穀物が過剰に使われているフードから切り替えるだけで便の固さや形が変わる可能性はあります。
(※室内飼い猫用だけは穀物が主原料に使われています)
また、プロプランには繊維質が豊富に含まれている商品もあるので、便秘気味の愛猫のスッキリに配慮したいという場合には、繊維質が3%以上含まれている商品を選ぶといいでしょう。
吐く回数が減った
プロプランに切り替えて吐く回数が減る理由として考えられるのも、いい便が出るようになった理由と同じです。
穀物全般にアレルギーのない猫にとってはグレインフリーは必須ではないので、プロプランのように穀物が含まれているフードを与えても問題ありません。
グレインフリーフードはプロプランよりも価格が高い商品が多いため、まずはプロプランを試して様子を見てみるのもいいでしょう。
お手頃な価格
良い口コミ・評判の中には、「プロプランはお手頃な価格で販売されている」という内容のレビューもありました。
肉原材料が贅沢に使われているグレインフリーフードは100gあたり300円以上する商品が多いですが、プロプランは購入しやすい価格帯に収まっています。
また、定期コースで注文すると割引価格で購入できるといった特典があるのも強みと言えます。
プロプラン(猫用)の口コミ・評判まとめ
プロプラン(猫用)の悪い口コミ・評判は「期待していたけどあまり食べない」、「消化不良を起こしてしまった」、「市販の国産フードと比べると価格が高い」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
その一方で、プロプラン(猫用)の良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「安心して愛猫に食べさせられる」、「飼い主にも分かるくらいの変化があった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、プロプランは天然由来の原材料そのものの香りで嗜好性が高められていることや、猫にとって必要のない人工添加物が一切使われていないことが関係していると考えられます。
- 食べない・食べなくなった
- 軟便・下痢気味になった
- 価格が高い
- 吐く回数が増えた
- 食いつきがいい
- 原材料に安心感がある
- 成分バランスがいい
- 毛並み・毛艶が変わった
- 便の形・固さが変わった
- 吐く回数が減った
- お手頃な価格
プロプラン(猫用)のお試しサンプルについて
公式サイトとそのほかの通販サイトを確認してみた限りでは、プロプランのお試しサンプルの配布や販売は行われていませんでした。
そのため、プロプランをお試しするなら最低でも1.3kgサイズの大袋を1袋は購入しなければいけません。
楽天市場には定価よりも安く販売されているお店があったので、少しでも安く購入したいなら楽天を利用するといいでしょう。
ただ、通販サイトでは賞味期限間近の商品や管理状態が悪く品質が劣化した商品を取り扱っているお店もあることに注意してください。
プロプラン(猫用)の原材料の評価
原材料一覧 |
---|
コーングルテンミール、チキン、小麦、動物性油脂、ツナミール、ビートパルプ、シリアルブラン、チコリ、大豆ミール、魚油、大麦、サーモンミール、たんぱく加水分解物、ミックスエキストラクト、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン、C、ベータカロテン)、アミノ酸類(アルギニン、メチオニン、タウリン)、ピロリン酸Na、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
※食物アレルギーの原因になりやすい原材料、品質が不明瞭な原材料は赤色で記載 |
ここからは、プロプラン(猫用)の原材料を評価していきます!
(※表は「室内飼い猫用 チキン」の原材料一覧です)
穀物が使われているドライキャットフード
プロプランのキャットフードには基本的に肉類が主原料として使われていますが、室内飼い猫用だけはコーングルテンミール(穀物)が主原料として使われています。
穀物だけでなく大豆も含まれているため、食に敏感でお腹の弱い愛猫に与えるのはおすすめできません。
また、プロプランの原材料一覧にはガンやアレルギーの原因になる人工添加物は記載されていませんが、“動物性油脂”と“たんぱく加水分解物”という原材料が気になるところ。
まず、動物性油脂は具体的に何の動物の油が使われているのか分かりませんし、動物性油脂に酸化防止剤を使っていても原材料に表記する必要はなく、酸化を防ぐためにガンやアレルギーの原因になる人工の酸化防止剤が使われている可能性があります。
そして、たんぱく加水分解物は製造方法によってはガンの原因になる物質を作り出すことがあることが不安要素です。
具体的な製造方法は私たち飼い主には分からないので、これらに関しては最終的にメーカーをどこまで信頼できるかという問題になってきます。
ちなみに、肉原材料の一部に”ミール”という言葉が使われていることが気になる方もいると思いますが、同じピュリナブランドのピュリナワンには人間向けの食肉加工工程の由来の原料のみをミールとして使用しているため、プロプランの肉原材料の品質も問題ないと捉えてよさそうです。
プロプラン(猫用)の成分の評価
成分表 | |
---|---|
たんぱく質 | 32%以上 |
脂質 | 12%以上 |
粗繊維 | 8%以下 |
灰分 | 10%以下 |
水分 | 12%以下 |
塩化ナトリウム | 2.0% |
ビタミンA | 10,000IU/kg |
ビタミンC | 70mg/kg |
オメガ3脂肪酸 | 0.7% |
オメガ6脂肪酸 | 1.0% |
カロリー (100gあたり) |
約347kcal |
原材料の次は、プロプランの成分を評価していきます。
(※表は「室内飼い猫用 チキン」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
原材料と同じように室内飼い猫用の成分表を取り上げていますが、プロプランは室内飼いで運動量が少ない飼い猫に配慮してか、どの商品も一般的なドライフードに比べてやや低脂質・低カロリーな成分バランスになっている傾向があります。
ただ、猫にとって効率のいいエネルギー源である脂質はそこまで極端に削られてはいませんし、肉食動物の猫にとって大切な栄養素であるタンパク質は適度に含まれています。
また、室内飼い猫用は繊維質が増量されているのも特徴で、便秘気味の愛猫のスッキリに配慮したいという場合にもおすすめです。
マグネシウム・リン・カルシウム含有量
プロプランの成分表を見て気になったのは、カルシウムとリンとマグネシウムの含有量が掲載されていないことです。
3つのミネラルの理想的なバランスは【カルシウム:リン:マグネシウム=1:0.8:0.08】と考えられていますが、ミネラル含有量が分からないことには評価のしようがない・・・というのが率直な感想です。
子猫用フードの成分の特徴
プロプランの子猫用フード「子猫用 チキン」は育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫に配慮してタンパク質が36%以上、脂質が18%以上、100gあたりのカロリーが約391kcalと高タンパク・高脂質・高カロリーに調整されています。
なお、原材料の内容自体は成猫用フードとシニア猫用フードとほとんど変わりません。
シニア猫用フードの成分の特徴
プロプランのシニア猫用フード「7歳以上の成猫用 チキン」はタンパク質が33%以上、脂質が16%以上、100gあたりのカロリーが約390kcalと、子猫用の次に高タンパク・高脂質・高カロリーな成分バランスになっています。
高カロリーなフードは少量で必要な栄養を摂り入れられるので、歳を取って食が細くなったシニア猫には7歳以上の成猫用を選んであげるといいでしょう。
▼総合評価をチェックする
ピュリナ プロプラン(猫用)の総合評価
ピュリナワンとプロプランの違い
ピュリナワンもプロプランも、安全性に配慮してガンやアレルギーの原因になる人工の酸化防止剤や着色料を使っていないという点は同じです。
そのほかの原材料に関しても、ピュリナワンとプロプランで大きな違いがあるわけではありません。
成分についてプロプランの室内飼い猫用とピュリナワンの室内飼い猫用を比較してみると、ピュリナワンの方が高タンパク・高カロリーになっています。
また、ピュリナワンの成分表にはカルシウム・リン・マグネシウムの記載があり、【カルシウム:リン:マグネシウム=1:0.8:0.08】という理想的なバランスに近いです。
プロプランはピュリナ最高峰という位置づけにはなっているものの、ピュリナワンもプロプランも主食として与えることができる基準を満たしたドライフードですし、ピュリナワンはプロプランよりも販売価格が安いという違いがあるため、特にこだわりがないならコスパがいいピュリナワンをおすすめしています。
▼ピュリナワンの詳しい解説はこちら
ピュリナワン(猫用)の口コミ・評判|キャットフード徹底評価
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公式 | 楽天 | Amazon | |
---|---|---|---|
価格 | 2,571円 | 1,597円 | 2,572円 |
送料 | 750円 | 660円 | 無料 |
ネスレの公式通販サイトと楽天市場、Amazonでプロプランの室内飼い猫用の販売価格を調査してみたところ、楽天が最安値という結果になりました!
ただ、Amazonには定期コースが導入されており、3個以上まとめ買いすると15%オフの価格で注文できるため、継続購入するならAmazonの定期コースで3個以上まとめ買いした方がお得に購入できます(2,186円+送料無料)。
それと、公式通販サイトにも定期コースは導入されていますが、割引率は10%固定で送料無料になるのは4,000円以上まとめ買いした時だけです。
ピュリナ プロプラン(猫用)の総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 3/5点 |
成分 | 4/5点 |
安全性 | 3/5点 |
食いつき | 5/5点 |
コスパ | 3/5点 |
総合評価 | Bランク (S~Eの6段階評価) |
価格/内容量 | 2,571円/1.3kg |
対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
原産国 | オーストラリア |
販売会社 | ネスレ日本株式会社 |
当サイトのピュリナ プロプラン(猫用)の総合評価はBランクです。
穀物が使われていることと品質や製造方法が不明瞭な原材料が使われているのが気になるプロプランですが、運動量が控えめな室内飼いの猫向けに成分バランスが調整されており、【肉原材料をたっぷりと使ったグレインフリーフードよりも価格が安い】という強みがあります。
たとえ品質のいいフードを購入しても継続できなければ意味がないので、愛猫の餌代に月々いくらかけられるかをしっかりと考え、自分なりに価格と品質のバランスが取れていると思えるフードを購入するのが一番おすすめです。