ひとくくりに『キャットフード』と言っても、選ぶのに迷ってしまうくらいたくさんの商品が販売されていますよね。

この記事ではキャットフードの種類を【形状・目的別・年齢別】の3項目に分けて詳しく解説しているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。

キャットフードの形状は大きく分けると4種類

まずはキャットフードの形状から見ていきましょう!

キャットフードの形状を大きく分けると、「ドライフード/ウェットフード/セミモイストフード/ソフトドライフード」の4種類に分けることができます。

ドライフード

キャットフードと聞いた時、多くの方が最初に想像するのがドライフードでしょう。

カリカリとした食感から”カリカリ”とも呼ばれており、現在では最も主流になっている猫の餌です。

ドライフードはウェットフードに比べて価格が安く、お試しサイズから多頭飼い用の大容量サイズまで販売されています。

 

また、容量が大きくなるほどグラムあたりの価格が安くなり、開封後の賞味期限も約1ヶ月程度と長持ちするためコスパがいいです。

ただし、空気に触れることで酸化が進行して風味と品質が落ちていくので、賞味期限内に愛猫が食べ切れるサイズを選んだ上で、直射日光と高温多湿を避けて冷暗所で密閉保存するようにしましょう!

ウェットフード

カリカリと乾燥したドライフードに対して、ウェットフードは水分含有量が75%と多くて歯や顎が弱った猫でも食べやすいです。

また、ウェットフードはドライフードより香りが強いのも特徴で、ドライフードよりも食いつきがいい傾向があります。

水分量が多いウェットフードは栄養を摂り入れながら水分補給できることもメリットですが、ドライフードよりも価格が高めで開封後はすぐに使い切らなければならないのがデメリット。

 

使いきれなかった分はラップをかけて冷蔵保存してもいいですが、それでも1日を目安に使い切らなければいけません。

ちなみに、ドライフードの開封前の賞味期限は製造日から約1年半、ウェットフードの場合は製造日から約2~3年と長いので、買い溜めしておく分には問題ないですよ。

セミモイスト/ソフトドライフード

セミモイストフードとソフトドライフードの水分含有量は25~35%となっており、ドライフードとウェットフードの中間的なフードと言えます。

なお、加熱発泡処理していない半生タイプのフードをセミモイストフード、加熱発泡処理されたフードをソフトドライフードと呼びます。

ドライフードよりも食いつきがいい傾向にあり、ウェットフードよりも長く保存できるのがセミモイストフードとソフトドライフードのメリットですが、酸化を防ぐために人工添加物(防腐剤・酸化防止剤)が使われていることが多いのがデメリット。

 

また、セミモイストフードとソフトドライフードは商品数自体が少ないため、ドライフードとウェットフードのどちらかを愛猫に与えている方がほとんどです。

さらに言うと、コスパと扱いやすさからドライフードを主食として食べさせている方が多いですよ。

キャットフードの目的別の種類

4種類の形状を把握できれば愛猫のキャットフード選びはもう完璧!

・・・というわけにはいきません(笑)

なぜなら、ドライフードはドライフードでも主食として食べさせられるもの主食としては食べさせられないものがあるからです。

 

知らない方も多いのですが、主食として食べさせられるものかどうかをひと目で見分ける方法があるので安心してください。

それはずばり、キャットフードのパッケージに書かれている「総合栄養食/一般食(副食)/間食(おやつ)」といった表記です!

総合栄養食

総合栄養食というのが毎日の主食として食べさせられるフードのことで、猫に必要な栄養をバランスよく摂り入れることができます。

あとはしっかり水分補給ができていれば、そのほかの餌を食べさせなくても大丈夫です。

一般食(副食)

一般食(副食)というのは、それだけでは猫に必要な栄養を十分に摂り入れられないフードのことです。

そのため、副食と書かれたキャットフードをずっと主食として食べさせていると、栄養バランスが偏って体調不良に繋がってしまいます。

ただ、一般食は総合栄養食よりも嗜好性が高いものが多いので、食欲不振の愛猫の主食にトッピングするといった与え方が効果的です。

 

ちなみに、ドライフードとは違って総合栄養食のウェットフードは多くはありません。

もし主食としてウェットフードを食べさせようとしているなら、パッケージをよく確認して絶対に”総合栄養食”と書かれているものを選んでくださいね!

間食(おやつ)

間食(おやつ)も一般食と同じように、それだけでは必要な栄養を十分に摂り入れられません。

間食は少量の使い切りサイズで販売されている商品がほとんどで、愛猫とスキンシップを取りたい時に気軽に与えられます。

ただ、愛猫が欲しがるからと言っておやつをあげすぎると栄養が偏ってしまうので、おやつを与える場合は1日の必要カロリーの20%以内に抑えるようにしてください。

療法食

療法食というのは、下部尿路疾患や内臓疾患といった病気の猫向けに成分バランスが調整されたフードのことです。

療法食は獣医師の指導に従って与えることが前提になるため、ご自身だけの判断で愛猫に与えるのは避けてください。

健康な猫が特別に成分バランスが調整された療法食を食べると、逆に健康を損ねる原因になってしまいますよ。

キャットフードの年齢別の種類

キャットフードの形状と目的別の種類が分かったところで、今度は年齢別の種類について解説していきます!

最近は全年齢に対応したフードも販売されていますが、猫の年齢によって成分バランスが細かく調整されたフードを販売しているメーカーも多いです。

迷った時には全年齢対応のフードを選べば大丈夫ですが、選びやすいように成分バランスの違いを簡単に解説しておきます。

子猫用

子猫の頃は成長期ということもあり、成猫用のキャットフードに比べて高タンパク質&高カロリーになっています。

固形物を食べ慣れていないとドライフードを上手く食べられない可能性があるので、最初のうちはドライフードをぬるま湯でふやかしたりウェットフードを食べさせるといいでしょう。

成猫用

成猫用は子猫用に比べるとタンパク質と脂質、カロリーが控えめな商品が多く、さらに肥満気味の猫向けに成分バランスが調整されたフードや下部尿路の健康維持に配慮された商品など種類が豊富です。

風味の種類も多くてどれを選べばいいか迷ってしまうかもしれませんが、先ほど説明したように総合栄養食と書かれているフードならどれを選んでも大丈夫ですよ。

「食欲旺盛で餌を食べすぎてしまう」、「どうもフードの食いつきがよくない」・・・という悩みができた時に、ほかの成猫用フードへの切り替えを検討するといいでしょう。

老猫用

老猫用のフードは「7歳/11歳/15歳/17歳/20歳」といったように、細かく年齢が切り分けられています。

メーカーによって成分バランスに差がありますが、下部尿路の健康維持に配慮して年齢が上がるごとにミネラルバランスを微調整していたり、運動量や食事量に配慮してカロリーが調整されている商品がほとんどです。

全年齢対応

全年齢対応のキャットフードは高タンパク&高カロリーな商品が多く、歳の離れた猫を多頭飼いしていても餌を分ける必要がないのがメリットです。

給餌量の管理さえしっかりできればずっと与えることができるフードですが、高カロリーなフードを欲しがるだけ与えてしまうと肥満に繋がってしまう点には気をつけてください。

もちろん、猫に必要な栄養をバランスよく摂り入れる総合栄養食ならどの商品を選んでも大丈夫なので、特にこだわりがなければ全年齢対応のフードを選ぶのがお手軽です。

まとめ

絶対に押さえておいていただきたいのは、毎日の主食として与えるなら”総合栄養食”と書かれたフードを選ぶことです。

そして、コスパが良くて保存もしやすいドライフードを与えることをおすすめします。

ウェットフードは水分補給を兼ねて与えたり、食欲不振の時に主食にトッピングして与えるといいでしょう。

愛猫の年齢に対応した総合栄養食ならどれを主食にしても大丈夫なので、色々なフードを試して愛猫の好みと体質にあったフードを見つけてあげてくださいね!